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アジアがらっく(タイ語で愛する)な、らっくが感じたアジア。

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太陽の子(てだのふあ)

Tidanufa

以前誰かのブログで、灰谷健次郎の太陽の子(てだのふあ)について紹介されていた(いったい誰のブログだったんでしょう?かなり前です。)。それからずっと気になっていたのですが、やっと、図書館から借りてきました。
こんなに読み応えのある本なのに、児童書なんですね。

泣けるつらい、、、つらくて、なかなか読み進めることができない
多分、いまさら、やっと理解したという、自分への反省身近な旦那と旦那の親戚の言葉一つ一つが結びついた ことが、涙倍増の理由だと思う。

かつて、沖縄戦のドラマを見て、悲しくて泣いたという感想を旦那かじまやぁに伝えたときのコメント。
あんなもんじゃない!  
え?あれが沖縄戦だと思っていたのに、あんなもんじゃない???
私にとっては衝撃でした。

それから、だんなかじまやぁのお母さんが元ひめゆり だったこともあり、ひめゆりの塔にも何度か行き、ひめゆりをはじめ沖縄戦に関する本を数冊読み、それでも、わからなかった。正確に言うと、わかるけれども、沖縄の人たちの心の底までわかったとは言えない理解レベル。

てだのふあのせりふが関西弁のせいか、心の底に深く訴えるものを感じた。今まで読んできたもの、見てきたもの、聞いてきたものが、この本ですべて結びついた。
かわいそうではなく、肝苦さぁ(ちむぐるさぁ:苦しみを自分のものとしてとらえ、苦しみを分かち合ったような状態)な感情が自分の心の中にできた。

やっと、辺野古問題で、沈んでいるかじまやぁの気持ち がわかった。
旦那のおばさんが、
大和では、沖縄を癒しの島って言ってるみたいだけど、どこが癒しなのかねぇ。 
といっている意味も、痛いほどわかった。

薩摩藩支配による重税にはじまり、沖縄を守る気などなかった、日本軍。
沖縄の住民に自分の赤ちゃんを自分の手で殺させた日本軍。
そして、日本の戦時中教育のために自決させられた人たち。

かつて、大和が沖縄を見放したのに、今頃、世間は沖縄で盛り上がる。しかし、都合の悪いことは、世間も政府も、目をつぶったまま。

元教師でもある灰谷氏によると、子供は辛い経験をしているほど、人には優しく明るいという。それが、沖縄の人にも言えるという。
確かに、沖縄の人があんなに、明るく優しく温かいのは、単に南国だからだけではなく、辛い過去のため、命の大切さよく知っているからのような気がする。

戦時中教育で育った私の父や、親戚には、日本軍は隅々まで(沖縄まで)、日本の精神を浸透させたことを、すごい!というのだが、
私としては、それさえなければ、もう少し死者は少なくて済んだはず! と思う。

沖縄の苦しみは、まだまだ伝わらないまま。もしかして、今以上に伝わらなくなっていくのか?

関西文化圏の沖縄好きの方にお勧めの1冊です。
そして、明日は、慰霊の日。
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Comment

 

ちょっとびっくりしました。

ゴールデンウィーク中に灰谷さんが書いた「兎の眼」を読んで、続けて彼の作品を読みたくなり、私も「太陽の子」も読んでいたので。
この作品も、学生時代に一度読んでいたのですが、昔と今では感じ方が違いました。
学生時代に読んだ時は、確かふうちゃんが沖縄のことを知ろうとする気持ちに合わせて読んでいたように思います。でも今は、おかあさんやおとうさん、オジやん、ろくさん達の姿の向こうに沖縄を感じながら、それも今のマスコミに取り上げられるような沖縄ではなく30年前に終わっている戦争を重く引きずっている沖縄を感じながら読み終えました。

今は戦争が終わって60年以上経ちますが、30年前の「太陽の子」の時代とあまり変わらないような気がします。

コメントが長くなってすみません。
私もこの本を読んで色々と考えさせられたので。まだまだ長くなりそうですが、このへんで終わります。
  • posted by パロ 
  • URL 
  • 2007.06/23 10:59分 
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パロさん、コメントありがとうございます。
長くても、全然良いですよ。

実は、パロさんの”兎の眼”のブックレビューを見て、兎の眼と、てだのふあを借りたくなって、読んだのですよ。
たまたま、友達も、同時期にブログで、兎の眼を紹介していて、ものすごぉぉぉ~~~~く読みたくなったのです。

ほんとに、パロさんのおっしゃるように、沖縄の状況は、30年前とあまり変わっていませんね。
沖縄について、考えてくださって、ありがとうございます。

てだのふあ、兎の眼共に、読んだ後も、いろいろ考えさせられますね。
  • posted by らっく 
  • URL 
  • 2007.06/24 23:38分 
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いまごろ・・・みつけて
TBはらせて頂きました。
誰かのは、たぶん私のブログかな?
  • posted by OLIVE 
  • URL 
  • 2007.10/14 21:50分 
  • [Edit]

 

OLIVEさま。
そうでしたか!
OLIVEさんのおかげです。いい本に出合えました。
TBありがとうございました。
  • posted by らっく 
  • URL 
  • 2007.10/15 23:31分 
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  •  
  • 2009.08/15 17:39分 
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  • 2010.02/28 23:55分 
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太陽の子灰谷 健次郎 (1998/06)角川書店 この商品の詳細を見る灰谷文学の代表作。灰谷 健次郎さんの作品は、どれも大好きですがこの本への思い入れ とても深いです。単に

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